林檎は落ちる

ネイサン(フィギュア・スケート)とフルートの日々をのんびり綴ります。

楽しむということ

GPFが終って一息つく間もなく全日本が近づいてきました~!

今年の全日本はいろんな意味で注目度高いですね。

 

気になっていた昌磨くんも良い表情でほっとしています。

 どうせならお誕生日の17日にtweetしてくれればよかったのにって思ったけど…

22歳おめでとうございます。

新たな1年が飛躍の年になりますように。思い描いた演技ができますように。

たまたま見ていたスポーツニュースで見た昌磨くんの表情が明るくて「やっと前に向けた」って裏返った声にも希望の光が見えた気がしました。…ガンバレ💛

 

 

 

 

”氷上の哲学者“”と言われるのが町田樹センセイならば”走る哲学者”と言われているのが陸上ハードル競技でメダリストになった為末大さん。

 

この方の発する言葉がなかなか興味深く心に刺さるのでTwitterもフォローしています。

Dai Tamesue (為末大) (@daijapan) | Twitter


 為末さんのコラム「私のパフォーマンス理論」も毎回興味深く読ませてもらっています。

為末さんは陸上選手ですが、いろんな意味でフィギュアにも共感出来る部分が結構あって参考にしています。

 

その中でも最近最も共感したのがこちらのコラムです。

tamesue.jp

 

 

 

 

 ちょうどこのコラムが出た頃がフランス杯の頃と被っていて、あれだけ失敗した演技の後でも清々しい表情だった昌磨くんを見て「楽しむ」という言葉の意味を思い返していました。

dot.asahi.com

「僕は『結果が出ないとスケートは楽しくない』ってずっと思っていたんです。けど、あの結果なのに、僕はまた次の試合に出たい。『スケートが好きなんだな』っていう自分の気持ちを確かめられた」

 

今季彼はコーチをつけないという決断をし、様々な経験や失敗をする中で主体性を見つけ「楽しむこと」つまり本来の自分を解放することを知ったのだと思いました。

きっと強くなって帰って来ると期待したい。

スケート人生を終えた後もきっとこの経験は生きてくると思うのです。

 

楽しむ行為とは究極の主体的行為である!

ネイサンもまさに人生もスケートも前向きに楽しんでいる人だな~と感じます。

 

 

…といった内容で記事を書こうと思っているうちについ時期を逸したままここまで来てしまいました。

 

 

 

 

もういちど記事にしようと思ったのはこんなことがあったから

 

 

GPFの動画を編集していたら羽生さんがインタビューに答えてこんなことを言ってました。

「試合を楽しむってことは本当に好きじゃない。他の選手に失礼だから…」

 

そういう考え方もあるんだな~と思いながら(否定はしません)

見事にネイサンとは対照的な思考をする人だと思いました。

 

再び為末さんの言葉を思い出しています。 

楽しむことを捨てて、ひたすらに決められたことを実行すると、人の心は何かを抑圧している状態になり、それが競技人生の後半、また引退後に跳ね返ってきて害をなす。こういった選手は頑張ることとは抑圧することであり、開放はよくないことだと思い込んでいる。

 

 他の選手に失礼ってそういうことじゃないと思うんですけど…小声💦