林檎は落ちる

ネイサン(フィギュア・スケート)とフルートの日々をのんびり綴ります。

あの日から10年

世界選手権のCMが来ました!

 まだ見れてないですが、こういうのを見るといよいよだな~と思います。

選手の皆さんは少しづつ移動の準備も始めているんでしょうか?

 

どうか無事に開催できますように。

 

 

www.instagram.com

 

 

 ネイサンの言葉、すごく深いな~っていつも感心する。

 

「正しいと思う見方に固執しないで違った見方をすれば状況が変わることもある。」

本当にそうですね。

 

 

「重要そうでないことの方がずっと重要だったり」

この言葉を見て改めて感じたことがあります。

 

 

 

 

 

 

10年前のあの日のことは今でもはっきり覚えています。

 

東北からかなり離れた当県でも揺れは酷く、新築前のオンボロ病院で

耐震構造もなかったため揺れの恐怖をダイレクトに感じました。

 

その日は午後からの勤務で午後組の治療が始まった直後でした。

 

余震が続く中で「もうやめて帰りたい」という半泣きの患者さんを何とかなだめて

仕事をしたことを覚えています。

 

 あの日から10年が経ちました。

 

 

 

このブログで書く事ではないのかもしれないですが

やはり思うことを書いておきたい。

 

 

阪神淡路大震災の時から指摘されていたものの

震災などの非常時ではその日を生きることに必死で

「女性のわがまま」で済まされてきた問題。

見て見ぬふりをされてきた性暴力の問題。

 

男性社会の中で「重要」とみなされてこなかった問題が

少しづつ明らかになっています。

www.huffingtonpost.jp

 

news.yahoo.co.jp


先日この問題を取り上げたNHKの番組を見ました。

正直辛すぎて見ていることがしんどかった。

 

日常の中で見過ごされてきたこと(黙認されてきたこと)

ジェンダー格差が最も深刻な形で現れるのが

災害という非日常の現場なのだと痛感しました。

 

「防災は平時から始まります。平時にジェンダー格差が大きければ、緊急事態時ではより深刻になります。普段から施策を作る場、意思決定の場に女性が半分いることがいかに重要なことか。平時から男女がどれほど対等な関係でいるか。考えていかなければいけないと思います」

 

最近の東京オリ・パラ組織委員長の交代劇が良い例だったと思います。

(橋本さんで良かったかは別にして…)

 

表面上女性を加えて体裁を整えるのでなく

普段からジェンダー平等を意識した社会に変えていかなければ

災害はこれからも確実にやって来ます。

 

いつ自分や愛する人たちがその立場になるかもしれない。

 

震災から10年経ったから一区切りでは決してないと思うし

遠く離れた東北だけの問題でも決してない。

 

日常から意識し価値観を変え、社会を変えていくことが防災に繋がる

自分たち一人一人の問題なのだと思いました。

 

 

それから

医療の助けを借りないと1日も生きて行けない災害弱者の人たちがいることも知ってほしい。

電気、水(清潔な)、医療資材、専門スタッフ等など…

コロナの時代になってずっと気になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

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